fudebako

何かあったら書く

買っtter:古めの海外ミステリ二冊

救いの死 (世界探偵小説全集)

救いの死 (世界探偵小説全集)

『東西ミステリーベスト100』の 59 位、バークリー『第二の銃声』の紹介文に名前が出ていたので。

バークリーはここで描いた"推理"を突き詰めた先に、盟友ミルワード・ケネディの返歌『救いの死』を経て『パニック・パーティ』という最果ての地にたどりついてしまう。

とのことで、『第二の銃声』をオールタイムベスト級に愛するわたくしとしては読まざるをえない。バークリー本人の作品はあんまり読んでないなあ。毒が強すぎるから好きと断言するのはためわれるけども、どうしても気になる存在ではある。以前、誰だったかなあ、プロ作家の A 氏が Twitter かどこかでバークリーをボロクソに言っていて、そこまで言わんでもええやんと思った記憶がある。「オレは受け入れられない」という意見もわかるけど。

警官の証言 (論創海外ミステリ)

警官の証言 (論創海外ミステリ)

もともとはそんなに欲しくもなかったんだけど一度買いそびれると後からものすごく欲しかったような気がしてくるという例のアレ。数年前に買いそびれ、この度やっと手に入れました。小説としては密室ミステリ史に輝く逸品(帯より)だそうで、原書房『2011本格ミステリ・ベスト10』の 2010 年海外本格ミステリ部門でも 4 位に入っているので一定以上の面白さは保証されているはず。