fudebako

何かあったら書く

「星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会」@世田谷文学館

空想上の品物があったり空想上のお店が開いていたり。

よかったっす。マジックアイテム大好き人間なのでテンション上がった。……著作は読んだことないんですけどね。そのうち図録を買う。

何かが実際に<ある>かどうかより<あるように見える>かどうかの方が大事だよなぁ……みたいなことを思った。

そのあとコレクション展「旅についての断章」を見たんだけど、クラフト・エヴィング商會のあとだと「齋藤茂吉が旅に使ったトランク」なんかもウソの品物に見えてきて面白かった。

「荒野の用心棒」

ちょっとした暇つぶしのつもりで見始めたら一時も目を離せないまま終わってしまった。

面白いな〜。そして、クリント・イーストウッド演ずる流れ者が死ぬほどかっこいい!

イーストウッドの西部劇は「荒野のストレンジャー」と「ペイルライダー」というちょっと異色な、セルフ・パロディ的な作品しか見たことなかったんだけど、出世作の「荒野の用心棒」でこれだけかっこいいんじゃ、そりゃペイルライダーにもなりますわな〜という感じ。

イヤホン買い替えた:SONY XBA-C10

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー ブラック XBA-C10/B

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー ブラック XBA-C10/B

低価格で評判のいい BA(バランスド・アーマチュア)型イヤホン。と言いつつバランスド・アーマチュアが何かは知らない。

  • 音漏れの少なさ
  • 評価
  • 価格

のバランスで本品がよさそうだったので、試聴もせずに買ってしまった。

結果はオーライ。フィット感ふつう、遮音性まあよし、音漏れほぼなし、音質よし。クリアな音で気持ちいい。使用者のレビュー通り低音は少なめだが、低音重視派ではないので問題なし。とにかく自分としては音のこもりが一番我慢ならないので、その点ではこのイヤホンは文句ない。

一応、誰かの参考になるかもしれないので、普段聞いているジャンルを挙げておきます。

もうイヤホンとか関係なく貼る。

***

ちなみに以前使っていたイヤホンはオーディオテクニカの ATH-CK5。今調べてみたら発売が 2005 年!だそうだ。ヒェ〜ッ。実は断線などはしておらず、機能的には全然現役だったのだが、ホワイトを選んだばっかりに最近アレがやばい感じになっていたのだった。そう、黄ばみ。

さすがに 2005 年購入はないと思うが、もしかしたら五年くらいは使っているかもしれない。安価イヤホンもそれだけの時を経ると愛着が湧くというか、もはや付喪神的風情が漂っている。使う予定もないが捨てられんなあ。

有栖川有栖『乱鴉の島』

乱鴉の島 (新潮文庫)

乱鴉の島 (新潮文庫)

実のところ「密室殺人ゲーム」シリーズで狂わされたミステリ的調子を戻すため手に取ったんだけども、安定のクオリティで期待通りではあった。ただまぁビックリはなかったかな。

基本、作家アリスものは語り口がダイレクトにロマンチックすぎるきらいがあり、最近やっと慣れたと思っていたんだけど慣れてもキツイものはキツイと再認識した。

以下ネタバレ。

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「ジャンゴ 繋がれざる者」

重いテーマながら痛快な復讐劇はいつものタラちゃん。面白かった。三時間近い大作だが全くダレなかった。

作風としては「イングロリアス・バスターズ」の流れを汲んでいるのかな。会話劇→突然の暴発! の連続なのは「イングロ」と同じだが、誰が死んで誰が生き残るかわからないハラハラ感は少ない(なんといってもジャンゴが死ぬはずはないのだから!)。あのハラハラ感が苦手な自分としてはこちらの方が好ましかった。「レザボア・ドッグス」なんか面白かったけど別の意味で二度と見たくない……。

テーマがテーマだけに「あー面白かった、はいオシマイ」で済ませていい作品ではないけど、それを許してしまいそうなエンタメ性・テンポの良さはさすが。オタクらしさを失わないまま大衆に膾炙する映画を作れるのは本当にすごい、稀有な才能の持ち主なのだと思う。

クリストフ・ヴァルツは今回もいいキャラしてる。これからタランティーノ作品の常連になっちゃったりして?

以下些細なネタバレ。

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買った

俺物語!! 5 (マーガレットコミックス)

俺物語!! 5 (マーガレットコミックス)

二人の初体験まで描くんだろうか。

歌野晶午『密室殺人ゲーム2.0』『密室殺人ゲーム・マニアックス』

密室殺人ゲーム2.0 (講談社文庫)

密室殺人ゲーム2.0 (講談社文庫)

『密室殺人ゲーム王手飛車取り』の続編。

密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社ノベルス)

密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社ノベルス)

三部作予定の「密室殺人ゲーム」シリーズ第三作……だが最終巻ではなく、作者によると「外伝的エピソード」。

第一作は 2007 年(講談社ノベルス)の刊行だったが三作目ともなると 2011 年になり、Twitter や若者の犯罪自慢の話題が出てくるなど後から読んでいる者としてはだいぶ現在に近づいてきた感がある。

が、作品の面白さとしては 1>2>3 かな。

以下、『密室殺人ゲーム王手飛車取り』および上記二作のネタバレ。

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